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キャッシュレスの時代

このところ、キャッシュレスを扱うテレビの報道が増えた。時宜にあっているのか、とつい思った。
というのも、わが身にもその影響の一端がでてきたからだ。

取引銀行から、国際キャッシュカードを変更しては?という案内があった。これまで保持していたカードの国際の部分が3月までの効力しかなくなる、というのだ。そしてその後は、デビッドカード併用のものにすれば、外国でも利用できるし、デビッドカードとして、国内ではキャッシュレス的な生活ができる、ということだ。

ここに住んでいると、ほとんどキャッシュを使わない。せいぜい、毎朝のコンビニで買う新聞代、郵便局、ちょっと足りないものを買う、といった程度で、月に1万円もいらないのではないだろうか。週に1回、生活のものを購入するときはカードを使う。外食はしない。ほかは引き落としがほとんどで、家にいて現金を出し入れすることは少ない。

でも、世代からいって、現金のない生活は不安でしょうがない。なにかがあるときのために、と特につれあいと暮らしていた時は、それなりに準備をしていた。

しかし、世の中、たしかにキャッシュレスはすすんできている。北欧の国では、現金での支払いを拒否するお店が増えたのだとか。本当に少額でもカードでの決済ができるし、それが好まれるらしい。

フランスでもカードがいろんなところで通用するけれど、あまり少額であれば、現金でお願いします、と言われた。例えば花屋さんなどだ。

それに教会での献金は現金でなきゃね、と友人に話すと、その友人は、日本のお寺や神社では、さい銭箱にカードでお賽銭を払えるようになっているところがあるのを知っているか、という。
初詣のお賽銭で、何千万円というお金が集まるような神社仏閣では、お賽銭の処理も大変で、特に500円貨が重くて問題なのだそうだ。一つ一つを数えず、機械に通すのだろうが、人を雇って(銀行から派遣にしても)、大変な作業となる。そのため、カードで払ってくれるのは大助かりなのだとか。

飲食店でも、会計の煩雑さをなくすため、あるいはおつりを用意する必要がない、といった便利さのために、少額でもカードで払うことができるお店が増えているのだとか。

リヨンからパリに来た姪に、教会の献金用に小銭を準備して、と言ったら、現金は持ってきていません、という。それこお、デビッドカードで何でも払うのだとか。それにびっくりした私は時代遅れだったのだろう。

財布の中の現金を気にしなくなったのは、この数年来だ。そのころから現金を使うことは少なくなった。
この田舎の地で、どれだけキャッシュレスが進むのか、まだまだ現金主義から抜け出せないでいるけれど、ある日、札入れと小銭入れがハンドバッグにはいっていなくても平気という日も来るのだろう。

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