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セーヌ川の氾濫

1月になって、セーヌ川の上流地区から、氾濫が始まった。それがパリにも及んだという。パリを離れるころからもう言われていたが、この数日は日本のニュースでも扱われている。

日本のメディアでは、冬なのに川が氾濫するのですか?というキャスターもいたけれど、フランス、ヨーロッパではというのかもしれないが、川の氾濫は冬に多い。
冬に雨が多いのだ。日本では梅雨や台風といったときに川が氾濫するけれど、ヨーロッパ大陸では冬場に雨がよく降る。

私の滞在期間中もほとんど雨だった。そんなに激しくふるわけではなかったが、地方によっては大嵐の連続で、雨量も記録的ということもあった。

フランスでは平坦な土地が多いから、川の流れはゆったりしている。周囲からの水を集めて、ゆったりと流れるから、水量がどんどん増えるわけだ。

滞在期間の最期のころ、パリの中心に行くと、セーヌの水量が増えているのがよくみえた。左岸から右岸へと渡る橋の下、橋げたの中間部分まで水が昇っている。
この光景は、一昨年の5月にも経験した。その時は、オルセー美術館、それにルーブルまでも、浸水のため閉館したものだ。

ズアーブといったか、橋げたのところに兵士の像があって、それの足元、ひざ下、と増水量の目安にされている。

もうパリも遠くなって、今、私の関心は、毎日の気温、降雪量、それに草津白根の噴火になった。
セーヌ河畔のアパルトマンに住む友人もいるけれど、そこまでは浸水しないだろう。
季節、季節で心配事は絶えないものだ。

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