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年金で生活はできない

昨日、夕方、あるテレビ局が年金について番組をくんでいた。
「年金しらべてみたらSP、職業別の年金を調査」とある。
年金生活者として、職業別、というタイトルに興味をもった。

職業別に年金が異なるのか?初耳だった。
現況にうといのだが、私が年金を意識したとき、厚生年金、共済年金、そして国民年金、があった。時々、軍人年金というっより、これは軍人恩給で、加入することはできず、給付だけになっていたけれど。

街角で、高齢者をつかまえて(つかまえては表現がよくないが)、月々年金はいくら受給しているか?職業はなんだったか?を問う。
年金は2か月に一度、偶数月の15日に支給されるのだが、2か月分だからそれを2で割った数字を言ってもらっている。
だいたいが、国民年金の方々で、月に5万だ、という人はいい方だ。
少ないですよね、これじゃ食べていけませんよね、という声が必ずでる。
それに対して、インタヴューをする人は、同感の意を表現する。
国民年金の最高額が月額6万8000円で、これは満期納入した人が対象だ、ということに触れることもあるが、インタヴューの相手に対して同情的である。

80歳で現役の理容師、それでも3万程度の年金、という。
しかし、よく聞いてみると、45歳くらいから理容師の免許をとって、それ以来の仕事という。
それ以前は配偶者が理容業をなんさっていたらしいが、突然亡くなられて、跡を継がれた、という。
それにしても、国民年金は、個人単位だから、配偶者が生きていらしたときも別々に入っているべきだったし、そうしていれば、65歳から満額が受給できたのだ。

年金だけで生活できるか?
その番組で、最高額を受けているのは、もと教師、最後は校長先生をされたということで、管理職みたいな加給があったとかで、けっこうな金額をうけていらっしゃる。
しかし、どれだけ受けていようと、現役時代のような金額にはならず、生活を締めていかなければならないのはだれしもだ。

公務員は年金がいいから、と言われる。いまは共済年金と厚生年金は合体したというが、計算方法が共済年金は有利にできていたのだろう。
この二つの年金が別々に存在していたとき、友人の一人は、私立大学で18年勤務、そして国立大学に映って、定年までやはり18年程度の勤務、合計36年の勤務をしているにもかかわらず、一つの制度で20年とか25年とか働かないと、支給される金額がすごく低くなるのだ、という制度の欠陥に陥っていた。

友人のなかに、年金だけで優雅に生活している人はいないけれど、知人としてちらりと聞くに、余裕綽綽の生活をしている人は、現役時代に投資もし、その利益を受ける、会社が企業年金を支給する(大手の金融機関など)、個人年金にもしっかりはいっていた、などとそれぞれに若いときから、きちんと考え、実行している人たちもいる。

私の場合はいい加減だったことを反省している。
若いころは、年金には頼らなくていい生活をする、と年金をおろそかに考えていたけれど、まずは20歳になったとき(大学生)、母が国民年金に加入してくれ、その費用を払ってくれていた。
アルバイト雇用ではあったが、テレビ経では社会保険に加入だった。
一番長く働いた外国機関は、当初、なんの保障もない、手当もない待遇だったが、最後の数年間は、日本の社会保障にすべて加入することになり、厚生年金を再開できた。

なにごとも加入期間といくら収めたか、それが問題なのだ。
自分だけの年金では、国民年金を満額受けているのとそう変わらない。
母が母の友人が保険のおばさんをしていたとき、成績向上月間の手伝いに、と私を強引に加入させた個人年金、今ではもっと高額に加入しておけばよかったと、後悔しているが、当時は高額な毎月の支払に母の顔をたてたことをうらんでいた。

現実、今働かなくても受けている年金、たよりにしている生活だが、さて、20歳に戻れるとして、もう一度、お金をどう使うか、と考える時、将来、年金をたよりにしなくてもすむように、収入の2分の1,あるいは3分の1を貯蓄にまわしていけるだろうか?
やっぱり、年金を払っていたほうが最後はいいのかも。

しかし、国民年金にしか加入できない勤務をしている人、その金額を納入するにも苦労する人。たちの老後を考えると、何かの方法を講じなければ、貧困からの脱出はできない。
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