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名前の付け方

先日、2022年生まれの名前ランキングが発表された。
これは明治安田生命保険が実施しているもので、「生まれ年別の名前調査」といい、同社では1989年以降、毎年実子しており、今年で34回目、今年は男子8952人、女子8561人を対象に調査したという。

読めない。
読める字もあるが、読み方が私の知識と異なるものもある。
一時期、きらきらネームという表現もされたが、このトップテンをみていると、きらきら、というより、漢字の感覚を使ったものが多いような気がする。

以前は、瞳でアイ、空でスカイ、など、漢字の読みではなく、外国語の意味を使うという例も多かった。

男子のトップテンは、蒼(あお)、凪(なぎ)、蓮(れん)、陽翔(はると)、湊(みなと)、颯真(そうま)、碧(あおい)、樹(いつき)、大和(やまと)、悠真(ゆうま)、暖(はると)
女子のトップテンは、陽葵(ひまり)、凛(りん)、詩(うた)、陽菜(はな)、杏(あん)、澪(みお)、結愛(ゆあ)、芽依(めい)莉子(りこ)、さくら、咲茉(えま)
なのだそうだ。

これだけの名前をインプットするのに、どんなに時間がかかったか。特に最後の”えま”の”茉”は、苦労した。
結局、年の功というのか、昔の女優の岡田茉莉子の”ま”と同じであることに気づいて、その名前からとることができた。

若い親たちの熱意たるや、どんなものがあったろう。
使われた漢字から、その気持ちは察せられる。また感じと読み、この雰囲気が子供に対する期待、愛情、とても素晴らしい。
けれども、子供が成長して、名前を言う場合、使われている漢字をどう説明するのだろう。
役所にはそれなりの人名辞典なり、ノウハウがあるだろうが、これはなかなかに難しそうな気がする。

名前は体を表す、となれば、わが名など軽量そのものだ。
しかし、僕の名前は漢書からとったそうです、などという友人がえらくなったか、えらくなる必要もないけれど、親の期待とは違う道にいったのだろうとは思う。

名前には流行があって、フランスなどでも、その年に使われた名前というのが紹介されるのを見た記憶がある。
フランスの名前だけでなく、英語系などの名前がトップテンにはいったりするのが時代を表しているが、意外と、Louis, Pierre, Robertなど、昔からよくある名前が付けられるというのも、印象的だった。

生まれた子供たちに幸多かれ!
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