SSブログ

パリジェンヌにならないか?

昨日、代父の甥、といっても代母サイドの甥だが、新年の挨拶に訪れた。ちょっと風変わりなところがあって、正統派のわたしには彼の真意が計れないこともある。
きっとその一つになるのだろうが、今回のパリ滞在も終盤だ、と話すと、帰る必要があるのか、と聞いてくる。つれあいを亡くしていることは承知だ。

代父も喜んでいるのだし、もっといればいい、という。もう、こちらとしては帰りたい一心になっているというのに。

いっそ、パリジェンヌになればいい、と彼は続ける。日本とフランス、半分半分に暮らしたら?と言うのだ。フランス好きな私にとって魅力的な申し出てではある。

でも、彼の申し出だけで事が進むわけではない。この家の娘が承知しなければならない。ただでさえ、私が彼女のべっどるを占拠しているので、彼女に不都合をもたらしているのに。

甥は彼女も反対はしないはずだ、という。
考えてみると、昼間はお手伝いさんがいるけれど、夜間、代父はひとりきりだ。みんなそのことを心配しているのだが、人を頼むととんでもない費用がかかるのだろう。

この1ヶ月近く、私がいることのメリットを感じたらしい。
さて、1ヶ月で里心の付いている私が、もっと長く滞在できるものだろうか。
でも、一面、いろんなところで弱って来ている代父をみると、そばにいるべきかも、という気持ちにもなる。

今朝もお手伝いさんは遅刻、代父は早起きしてしまった。一緒に朝食を取りながら、私が帰国した後が心配になってきた。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。