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Bien mange, bien bu

95歳の父と私では、レヴェイヨンのご馳走も、元日のお祝いも大したことはする気になれない。

従って、31日は夕食に生牡蠣くらいで、特別なお料理はなかった。臨時のお手伝いさんがとてもいい人で、美味しいお料理を準備してくれた。

元日の今日も、朝には、わざわざ遠くのパン屋さんに行って(近くのお店はお休み)、私にはパン オ ショコラを買ってきてくれた。昼はスモークサーモンを綺麗に盛り付けてくれたし、心のこもった
食事が何よりのご馳走だった。

台所の隅には4本の酒の瓶が並んでいる。ポルトー酒、シャンペン、赤と白のワインの瓶だ。これを全部飲み上げたのね、とお手伝いさんが言う。95歳と私の2人でね、と私。お手伝いさんはモスレムだからアルコールは飲まない。

大酒飲みと思われるわね、と思うが、真実は全て、ちょっぴり残っていたものを、それぞれ飲みあげたというだけ。

海の幸の盛り合わせやローストビーフ、大きなケーキ、食べたいものはあるけれど、食べられるかどうか、それが問題だ。日本にいてもきっとおせちなど作りはしなかっただろう。

こうして身の丈にあった食事を美味しく、感謝しつついただけることが、良く食べ、よく飲んだ、なのかもしれない。
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