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経済の自由化

今日は突然、南仏に住む代父の息子が現れた。今日来ることはある程度予告はされていたので、突然とは言えないのかもしれないが、確認の電話もないし、果たしてくるかどうか、半々の確率だった。

パリジャンとは違う空気を持っている。南仏で数十匹の羊を飼い、別に運送業もしているのだそうだ。現業に属しているだけに、ストレートな表現が理解しやすい。

彼が住んでいる場所からツーロンへ出て、TGVで来たという。エックスへ出る手段もあるけれど、エックスの駐車場は場所が少ないことと、駐車料金、あるいは駐車場以外の場所に停めていた場合の罰金が高いのだそうだ。

それから、この頃、パリやいろんな町での駐車違反が、警察ではなく、民間の会社が担当しているという話題になった。以前であれば、警察官、あるいは駐車違反を取り締まる人が1台1台に、違反切符を貼っていったものだが、いまや、民間の会社の人が、オートバイあたりで、違反車のナンバーを写して、それで違反切符が送られてくる、ということらしい。違反の料金は市町村ではなく、会社の収入になるわけだ。

今では、オートルートの料金も民間会社に委ねられている。そのかわり、工事なども民間会社の責任だ。市町村、あるいは国は多大な出費から解放された。

空港も同様、水道だって、Veolia という会社がほとんどを支配している。鉄道や高速道路はVinci という会社だそうだ。
Liberation de economie と、マクロン大統領も推し進めているけれど、果たして、安全性やが保たれるか、収益を重視しすぎて、住民の利便性は無視されはしないか、いろいろ問題はある。

日本でも、郵便を始めとして、民間に委託などが進んでいるけれど、なんだか怖い気がするのは、古い時代の人間だからだろうか。


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