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ガボンの騒動

アフリカの国、ガボンで騒動が起きている。大統領選挙の結果をめぐってのことらしい。この国にくわしいわけではないので、コメントはできないのだが、現職と新たに立候補した候補の間で、選挙結果の僅差の数字が問題になっているとか。どちらも選挙あるいは結果の発表に、不正があったというのだ。

ガボンは一応、政治制度が確立されたほうではあるが、現職大統領ボンゴの長期政権だ。アフリカはこの間のTICADでラスト・フロンティアとうたわれていたけれど、まだまだいろんな面での未開地だ。潜在力:ポタンシャルのある国々、と言っても、潜在力だけではすまない。顕在化しての力なのだ。

長期政権の国の多いこと、これは部族主義や経済特権を握りしめて話さないというようなアフリカの特殊性(アフリカに限らないかもしれない)もある。

今日のニュースをみていて、現職の大統領、それに対抗する候補者の関係で、笑ってしまった。対抗馬の候補者、現職大統領の妹の元夫というのだ。長い間、権力の中枢にいた人が、現職とその周囲を批判している。何か、目くそ鼻くその感がある。

アフリカの国々は常に不安定だ。常に内乱状態にある国に住んでいたとき、つれあいの出張に同行して、ガボンや象牙海岸といった国にいくと、少しほっとしたものだった。というのも、それらの国は、すくなくとも長期政権であれ、政権が安定していると思われていたからだ。

しかし、象牙海岸は2000年だったか、内乱がおこり、不安定化した。南アフリカを除いて、アフリカ第一の経済力を誇っていた国だったのに。
そしてガボンもまた、である。

アフリカの発展はまだまだ先の話だ。何が起きるかわからない、油断のできない国々が多すぎる。
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