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モノの値段はどう決まる(フランス祭物語7)

モノの値段はどう決まるのだろう。需要と供給のバランスで、と習った。消費財はそうなのだろう。今、バターがなくて、ケーキの業界がとても困っているそうだ。業界用がない、というニュースだったので、それなら家庭用はあるのか、と思ったら、昨日行った軽井沢の大型スーパーの乳製品売り場では、バターのあったところが何もない。

我が家はパンには「バター風味」を売り物にしたマーガリンを使っているので、バターそのものをたくさん必要とするわけではない。ジャガバタ(バタジャガというのか?)や明太子スパゲティをするときは、やっぱりバターでないとね、と思うのだが。
それに現在、減量中なので、唯一作ることのできるマドレーヌも作らないようにしている。したがって、冷蔵庫に残っているバターだけで、しばらくは足りそうだ。

そんな日常の消費財をいうのではない。我が家の商品のことだ。前にも書いたけれど、売りたいものは安く、売りたくないものは高く値付けをするというのが原則ではあった。しかし、安くつけたものも、どちらかというと、バカ安にしてしまった。それも、経験値によるものだ。

今年、骨董屋さんに自宅にきてもらった。我が家の骨董品なるものを処分するためだ。骨董品ですらなかったようだ。見事に予想より低い価格しか提示されなかったし、瑕疵のあるものは値もつかない。
そんなものだろう、そんなものかもしれない、いろいろ考えて、骨董屋さんの提示する価格で手放した。

こちらの思い入れはプライスレスだ。それは売り手についても、買い手についても言える。その教訓があったから、安くつけるときは、思い入れ分をマイナスして、高くつけるときはプラスにして、価格を決定した。

買う立場としてはどうだったのか。一人ひとりに聞いてみたい気がする。この品について、どうしてほしいと思ったのですか?と。価格は妥当なものと思ったのですか?安いと思ったのですか、と。

今年は冬になる前に、めずらしく2万円ほどの衣服費を使った。現役を退いたとき、持っているもので死ぬまで困らない、と思ったのだが、体型が変わり、流行が変わり、住んでいる場所が変わって、やっぱり不便を感じるようになったからだ。
こんな買い物はやさしい。価格をみて納得すればいいし、いまや、大量生産、安価なものがたくさんある。
本当はカシミアを買って、20年もたせたいのだが。
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