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やっぱりマイアミ、2020年のサミット

サミット会議の提唱国フランス、そこから始まって、順繰りに7か国をまわって開催される。1975年にランブイエで始まった時、次の開催はアメリカで、となり、たしかプエルトリコで開催されたように記憶している。

この順番でいけば、フランスの次はアメリカ、マクロン大統領と次回開催国であるアメリカのトランプ大統領が共同で記者会見をしたのも別に不思議ではない。

開催国でもないのに、勝手気ままに行動するトランプ大統領、自国で開催となれば、ずいぶん自分勝手な設定をしそうだ、と思っていたが、やっぱりそうだ。候補地として、自分の別荘や、親族経営のホテルなどがあるマイアミをあげている。

これにいつ?という疑問符もつく。来年は大統領選挙の年、もう再選のためにやっきになっているから、このサミットをそのために使わないわけがない。
大統領選挙は秋だ。彼は共和党の候補となることには問題ないだろう。
とすれば、民主党候補との選挙戦本番か、民主党の候補者が決まりそうなときなどに、サミットをもってくる可能性もあるだろう。

そもそもサミットは、西側のメインの国々が、政治的には、対ソ、あるいは対コミュニズムのために集まったことに始まっている。最初は経済問題だけと言っていたけれど、2回目のアメリカから政治問題もいれて、となっていたと記憶する。

アメリカとカナダ、日本を除けばあとの4か国はヨーロッパの国、クリミアの併合をしたロシアを許せるわけはないのだが、トランプにとっては彼岸の問題だ。

45回目のサミット、この間に世界の歴史は大変化した。当時のソビエト連邦は分裂、NATOに対抗するワルシャワ条約加盟国だったポーランドも、バルト3国も、いまやEUのメンバー国になっている。

対立の構図は変わったし、経済的な力も変化している。G7が変わらないでいいはずがない。

友人の一人は、NATOなんてなくったっていいんですよ、トランプのいうことにも理はありますよ、という。
最後の世界大戦は、アメリカの参戦が大きな力となって、戦局を決めたけれど、あの規模の大戦があれば、地球は滅びる時代、軍拡をしても無駄だ、と言いながら、今や軍縮から軍拡へと舵をきられている。

どの国も基本方針は自国ファーストなのだろうが、ブラジル、アマゾンの火事をみていても、やっぱりグローバルに考えていく首脳会議というのは必要なのかもしれないな、と思っている。ただし、ちゃんとした首脳たちであることが最低の条件ではあるけれど。
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サミットに思う

今年のサミットは、主催国がフランス、大西洋岸のビアリッツで行われるそうだ。つまり、ビアリッツサミットと呼ばれることになるのだろう。

最初のサミットがフランスだった。1975年、当時のフランス大統領ジスカールデスタンが、オイルショックなどで混乱した世界経済を鎮静しようと、先進国の首脳に、首脳会議を呼びかけたのだ。
その最初のサミットは、1975年、11月15-17日、パリの郊外、ランブイエ城を会場として行われた。

フランス語でConference au Sommet、つまり頂上会議となるのだが、これをどう翻訳すればいいのか、初めてのことだから、定訳なるものをどうするか、いろいろあったが、日本のプレスは、サミットとよび、これが定着した。

最初は、政治問題は扱わない、とか、首脳のみの、それこそお城の暖炉のまわりに集まっての会議みたいな形をとりたい、というジスカールデスタン大統領の希望だったが、回を重ねるたびに、事務方の準備が大がかりになって、今や、集まる前に首脳の宣言の内容は決まっているらしい。

ただし、今回はマクロン大統領が、首脳宣言は発表しない、と予め言っているそうだ。

フランスの場合、最初がランブイエ、次にまわってきたときは、ヴェルサイユ、アルシュ(パリ近郊のデファンス地区)リヨン、エヴィアン、ドーヴィル、そして今回のビアリッツとなる。

連日、F2では、ビアリッツの警戒態勢を扱っているけれど、夏休み中の観光地ときているから、厳しい警戒に文句をつける人も多いようだ。

年に1回、主要国、といってもイタリアが最初から入っているのが主要国の解釈をおかしくしているのだが、の首脳が顔をつきあわせて話し合うのは意義があるのかもしれないが、
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