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それではいけません

SOSを出せば、できうる限り早くに駆けつけてくれる若い友人が言った。
お手伝いするのにやぶさかではありませんが、まだ人を頼るのは早すぎると思いますよ、と。

彼女が言うには、肉体的、物理的(金銭はからまない)な問題には、協力・お手伝いをするのはやぶさかではないけれど、こと、頭を使うことなら、少し、自分で努力してみてはいかがですか、毎日、新聞は読んでいるのだから、まだ文字は読み、理解できるでしょう、取り扱い説明書などを読んで、自分で解決しようとまずはやってみては?ということだ。

おっしゃる通りだ。しかし、ずっと昔から取り扱い説明書は読まずに、人に説明してもらう、というやり方にどっぷりつかっていた。
取り扱い説明書は日本語であるとは思っていないこともある。

それにしても、つれあいは偉かった。私に比べて、という意味だが、赴任地ではそこの言語での取り扱い説明書になるのだが、一生懸命取り組んでいた。
それに比べて、母国語でもダメな人間の私は、傍で辞書をひくという程度の手伝いしかできなかった。

肉体的な機能低下については、友人が認めている。脚立などには絶対乗らないで、と言われ、それに従っている。
文字によるものは、自分で解決を図るべきなのだろうか。

つれあいが亡くなって2年半、ビデオを見ることなく、録画をすることなく、ただテレビとして見るだけにとどめていたのを、信じられない、と友人は言う。
スマホにしても、ガラ系以下の機能しか使わない、なんともったいない、と言われっぱなしだ。

それではいけません、と何度いわれたことか。しかし、脳のキャパシティーも確実に落ちている。


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