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最近違和感を覚えたこと(1)

なぜ沖縄に基地が集中しているのか、これは私が常々抱いている疑問である。

だいたいのいきさつなら、いろんな歴史書、解説など読んで理解できたように思うのだが、決して理解していない。

最近呼んだ「宝島」という本、もちろん小説という形で出ているので、すべてが事実ではないのかもしれないが、とても感銘をうけた。

その本への違和感ではない。今度行われる沖縄3区での補欠選挙での候補者の発言だ。

自民・公明・維新が推す島尻候補の選挙演説のなかの一言が気になっている。
「普天間飛行場の危険性除去を考えた時、   今建設中の辺野古に写さなければならない。そして将来、滑走路が民間で使える可能性を模索したい」
これは4月10日朝日新聞に載っていたもので、演説の一部であり、抜粋でもある。

たしか、私が故意に空白にしている部分に、彼女は「いったん」という言葉を発していた。
これを聞いたとき、とても違和感を覚えたのだ。

いったん、というなら仮の、一時的な、ということになろう。
それならば、仮に、一時的に辺野古に基地を作って、普天間の機能を移す。しかし、そのあと、またどこかに基地を作る、というのだろうか。
私は、もしかしたら、基地そのものを県外、あるいは国外に移す、ということも可能性があるのだろうか、と考えたのだ。

まさか、自民党がそんなことを考えているとは思えないし、このいったん、は塩尻氏の間投詞的な表現なのだろう。

翌日のメディアも全く無視である。

しかし、私にとってはとても気になる表現であった。いったん辺野古へ移す、これが一時的という意味なら、なんという無駄遣いをするのだろう。
お金をどぶに捨てる、という表現があるけれど、今の状態、お金を海に捨てる、といってもいい。

とても気になる選挙である。

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