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国籍問題を考える

昨日、今日は海外ニュースに登場しなかったけれど、イギリス人の少女で、ISに参加し、ISの兵士と結婚、2児を産んだが病気で死亡、3番目の子を産み、その子と共に、イギリスへ戻りたいという希望を持っている、しかし、ISへの参加を後悔しているわけではなく、子どもを無事に育てたいから帰国したい、というらしい。

この少女に対し、帰国を認める、いや認めるべきではない、という相反する意見が拮抗し、結局、内務大臣は、この少女のイギリス国籍は剥奪、子どもはそのままイギリス国籍を有することができる、という判断を示した、らしい。

少女の母親はバングラディッシュの国籍からイギリス国籍を取得した人なので、少女もバングラディッシュの国籍でいけばいい、という判断らしい。

この辺の事実関係は、報道でもいろいろありそうで、私ということ、ISの戦士として参加した若者たちの帰還については、イギリスのみならず、西欧諸国で大きな問題になっているようだ。

国籍剥奪ということについても日本にはその規定がないので、剥奪はできない、ということらしいが、よく小説では無国籍の人物が出てきたりするけれど、実際、無国籍で生きていけるものだろうか。

国籍は複雑だ。ミャンマーで一つ、そんなケースにぶつかった。父親が日本人、母親はミャンマー人、さて子供は?二重国籍は許されていない。その場合、どちらを選ぶだろうか。やっぱり日本国籍を選んでいる。小学生の子供は、ミャンマーで生活するときに、ヴィザが必要となる。

国際結婚の場合、日本が単一の国籍しか認めていないため、家族のなかで国籍が異なる、という現実もでてくる。
生地主義でいうなら、アメリカ国籍を得るために、出産を控えた中国人女性たちが、大勢アメリカに滞在するという現実もある。

いつの日か、国籍というしばりがなくなる日もくるのだろうか。

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