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深刻な汚染問題(ミャンマー見聞録8)

ミャンマー第二の都市、マンダレーに近いアマラプラに行ったときのことだ。
この町はマンダレーから11キロほど、空港について、最初の観光をすることになった。

エーヤワディー川とタウンタマン湖に挟まれるようにある。160年前に架けられたウー・ベイン橋という写真うつりのいい場所がある、というので案内された。

この町は、織物と染色で有名なのだそうだ。町にはいると、湖畔なのか、河畔なのか、判断できかねるのだが、染色済みの糸がたくさんかけられている。
布好きな私としては、気になる場所である。

染色のための染料をいれた甕などをならべた人家もあり、それに機織りをしているのか、カタンカタンという音も聞こえる。

しかし、道路の周囲、つまりは川岸などは、マイクロプラスティック状態になったごみであふれている。
これは何なの?とガイドさんに聞くけれど、ガイドさんも困っている。

結局、水際だからこういうごみが集まってしまうのだろうか。

染色の状態を見たくて、車を止めてもらおうと思ったのだが、このごみをみて、もう脚を踏み入れる気分にはなれなかった。

この町が見た中では最悪だったが、地方に行くと、道路際にプラスティックごみが散乱している光景はざらである。

インレー湖なども、船着き場周辺、そして浮島の周辺にはごみがたまっている。

ごみの処理まで行政の力が及ばないのも理解ができるけれど、こんな状態でいたら、ミャンマーの自然はどうなるのだろう。

プラスティックは安価で便利だ。だから、開発途上国で利用が進んでいるのは理解できる。しかし、それが自然を破壊するのであれば。難しい問題だ。
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