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若い人の国(ミャンマー見聞録5)

限界集落に近いところに住んでいるせいだろうか、ミャンマーに着いて、周囲にいる人たちが、やけに若いことに気づいた。

ヤンゴンはさすがに人口が多く、多種多様の年齢層がいそうだったが、それでも20代と思われる人たちが大多数を占めている。

表面だけかもしれないが、地方にでて、レストランやレストハウスのようなところで、まだ高校生というような若い男女が働いている。

年齢構成などをきちんと統計で調べた話ではなく、表面的な印象の話ではあるが、おそらく、ミャンマーの寿命は長くないのだろう。医療も生活条件も、遅れた状態にある。

若いマンパワーをふんだんに使える国、うらやましかった。しかし、それは子供でも働かなければならないという、貧しさも隠れている。

ゴールデンロックへ行く途中に寄ったレストハウスでは、小柄な、私の目には、高校生にもなっていないような若い人がきびきびと働いていた。
ミャンマーの人は、日本人に比べると身長が低いけれど、本当に細身であった。
部族の違いもありますから、というのが、ガイドさんの説明ではあったけれど。

ウェイターやウェイトレスの仕事を何年くらいするのだろう。
ガイドさんによれば、こういう仕事を数年して、いくばくかのお金をため、外国で働くことが彼らの夢なのだという。タイが一番身近な国だとか。
日本は憧れだが、ハードルが高い、とのこと。

ミャンマーの産業構成がどうなっているのか、第一次や第二次産業については何も知らず、サービス産業にだけの接触だが、ITなどの取り込みは進んでいそうだ。

政治の制度がなかなか民主化されないがための制約も多く、成長の速度も今一かもしれないが、あの若い力は頼もしい。
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