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ミャンマー第1日目

日本との時差は2時間半、無視できそうな、出来なさそうな、微妙な時間である。
昨夜は日本なら、もう就寝時間なのに、まだこんな早い時間、となかなか就寝に至らない。

何度か目が覚め、暑いのか寒いのか、もう起きる時間なのか、まだ寝ていてもいいものか、体がためらっているうちに、頼んでおいたモーニングコールがなった。

さあ、ミャンマー第1日目、張り切っていこう!

贅沢にも一人にガイドさんと運転手が付いている。
日本語の話せるガイドさん、しっかりした、頼りになりそうな女性だ。

今日のコースを説明してくれる。メインは、シュエダゴォン パヤー(黄金のパゴダ)、チャウゥタージー パヤー(寝仏のパゴダ)、アウン サン マーケットで、ほかに
朝市場とダウンタウンの散策を入れます、とのこと。勿論いれてもらう。

黄金のパゴダは予想以上に素晴らしかった。黄金の輝きの威力だけではない。その規模の大きさ、これだけのものを、時代を経て、維持していることの価値、この国における仏教の位置、信仰の厚さ、映像でみるのとは違う現実感、圧倒された。

黄金のパゴダ本体は、金箔を張り替えたばかりで、まだ足場が残っている。常に金箔は必要とされており、今日も金箔を献納する人たちが詰めかけている。丁度、大きな金箔を寄付する人が連続して、ケーブルカーに乗せる前に、記念撮影をしている。
金箔は30センチもありそうだ。ガイドさんが、30万はするでしょう、という。円なのか、チャット(ミャンマーの貨幣)なのか、確認しそこなったが、金箔をみただけで、その気っぷのほどがみて取れる。

土曜日ということもあって、若い人も多い。ガイドさんによると、家族や友人と、このパゴダにお参りし、祈りの時間を過ごし、午後は、映画に行くなどの過ごし方がとても一般的なのだそうだ。

曜日の守護神もいて、ミャンマーでは、7曜日ではなく、8曜日だそうだが、それも水曜日を午前と午後に分けるので、8曜日とするのだとか。
いつの時代から曜日の意識が出たのやら、なんだか、胡散臭い気もするのだけど、彼女は金曜日、私のも調べましょうか、と言ってくれる。でももし水曜日だったりすると、生まれてきた時間など記憶にないし、クリスチャンとして、ブッダの守護をお願いするのも恐縮だ。ご辞退した。

この曜日の御守り仏陀は次に訪れた寝仏のパゴダにもあった。各所にあるらしい。

これだけの仏様に接すると、もしかしたら、私も護られるかもしれない、という気持ちになる。

ミャンマーは、政治の面ではマイナスの要素ばかりが報道されるが、一般国民の生活は別物である現実を見た、そんな印象の第1日目だった。



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