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Gilets jaunesの反抗

土曜日のパリ、シャンゼリゼ通りはどうだったのだろう?平穏だっただろうか。

先週の土曜日、シャンゼリゼ通りは、黄色のチョッキを着たひとたちで埋め尽くされたとか。そしてその中の一部が、騒動を起こした。

ジレ・ジョーヌ(黄色のチョッキ)、これは工事や街路での案内をする人たちが身につけるものだが、これを着て、政府への反抗をしている人たちがいる。
ガソリン価格が高騰しているとき、税をさらにかけようとしている政府への反抗だ。

テレビに映ったガソリンスタンドでの、レギュラーの価格は、1,509ユーロ、これに129円をかければ、ほぼ195円となる。これは高い。

先週、私が知る最安値のスタンド(セルフ)でいれたとき、146円であった。セルフではないスタンドでは150円台である。

フランスは税金が高い。だから190円を超える金額なのだろうが、それにしても高すぎる。

それにさらに税金がかかるというので、運送業やどうしても車が必要だというひとたちが立ち上がったという。これは全国的に広がっているけれど、特にパリは注目される。

今、日本は少し下がり気味になったけれど、一時期160円台になって、これでは車を動かせない、と思ったりしたものだ。

民主政権ができたころだったろうか、やはりガソリンの価格が高騰したとき、税金分を安くする、という案もでたような記憶がある。結局、それは採用されず、高速道路の料金をどうのこうの、でごまかされたけれど。

こうして直接、行動にでるフランス人はえらいと思う。もちろん、あまり過激になるのは賛成できないけれど、行動にうつしてはっきり意思を伝える、そうでもなければ政府には通じない。

日本でも、永田町や霞が関でシュプレヒコールを叫ぶ集団はでてくるが、全国での行動にはいたらない。私は一度も参加したことがない。

この黄色いチョッキの行動がどういう結果で終わるか、まだわからないけれど、それなりの結果を出すことを期待している。
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