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レジ袋がなくなたら

マイクロプラスティックの問題が脚光を浴びて以来、コンビニで毎朝新聞を買う時、袋はどうしますか?と聞かれて、結構です、と辞退し、週に1回のスーパーでの買い物時も、レジ袋辞退が続いている。

フランスではずっとスーパーのレジ袋が有料で、つい、出かけたついでの買い物では、買い物袋を準備しそこなって、ほんの少額とはいえ、有料のレジ袋にくやしい思いもした。

一時期、レジ袋はなるべく渡さないというような店のアクションもあった。レジのところに、レジ袋辞退します、という札があって、それを買い物かごにいれておくと、「ありがとうございます」ということばとポイントを得られたものだった。

それが再び、レジ袋はほしいだけもらえるようになったけれど、この頃、ちょっと風向きが変わった。マイクロプラステックの問題が、プラスティック全体の問題と変化してきているのだが、これだけプラステックの便利さに慣れてしまうと、プラスティック無しの生活に戻れるだろうか。

我が家ではレジ袋は、ごみ用の袋として利用している。最終的には、村指定の大きなごみ袋にいれるのだが、毎日の生ごみ、小さな紙類のごみ、あるいはプラスティック関係のものも、レジ袋にいれ、1日分たまると、それをしばって村の大きなごみ袋にいれる。

2重にプラスティックを使うことになるが、そうすることで、3日なり4日分のごみを区分していれることができる。

以前は、細かい分別を必要としていたけれど、今では、不燃物とはっきりわかるガラスや陶器、それに缶類を除き、ほとんどを可燃性でいれられる。プラスティック類も可燃性にいれることができるのだ。

とても便利にはなったけれど、昔を知っている人間としては、常に後ろめたい。

レジ袋を辞退しても、ためておいたレジ袋がまだある。しかし、そのうち、スーパーでレジ袋をもらえなくなって、かつ、ためおいたものもなくなったら、さてどうしよう。
プラスティックというあまりに便利なものに慣れすぎた罰がこようとしている。
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