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テッサロニキの観光の仕方

テッサロニキは海に面した街だが、その反対側は丘陵になっている。丘陵を上ったところに、旧市街があるのだが、道路が入り組んでいて、迷子になりそうだ。
それを言うと、テッサロニキでは絶対迷子になることはない、と友人が言う。なんせ、道を下れば港にたどり着くのだから、と。

ホテルのフロントで、"Thessaloniki on the go!"という公営バスのCultural route探訪バスを紹介された。たった2ユーロで、50分、49のポイントをみてまわる。その間にいくつかの乗降できるバスストップがあって、1枚のチケットで、何度も乗り降りができるようだ。

出発点のホワイト・タワーには、2階席のあるバスもあるのだが、これは10ユーロするのだとか(12ユーロだったかもしれない)。
2階席はオープンだから、展望はきくかもしれないが、そんな価格差があれば、当然2ユーロを選ぶ。
2ユーロでも馬鹿にしてはならない。ガイドがギリシャ語と英語で説明してくれるし、バスの中にはビデオ映写装置もある。

50分でこれだけの見どころを見て回れるものだろうか、と心配したが、結構コンパクトに名所旧跡がまとまっている。バスの中から見るだけだから、右をみて、左をみてということで、一巡りできた。

当初の予定では、テッサロニキには3泊、1泊は友人も一緒だが、2泊は一人きり、自由になる時間は1日半、マイペースで見物を、と思っていたのだが、結局2泊になり、友人がしっかり夕方まで付き合ってくれたりで、自由になる時間はほとんどなかった。

友人はもちろん、テッサロニキには何度もきているので、特別、遺跡をみよう、というような気持ちにはなれないようだ。
遺跡より現代よ、とばかり、繁華街でのウィンドーショッピング、いや、実際のショッピングをしたがる。
特別買い物にも興味はないのだが、彼女の気持ちも尊重すると、ギリシャのみならず、ヨーロッパのお店が並んでいる、いわばテッサロニキ銀座を歩くことになる。

街の規模が小さいだけに、時代の集積がみてとれる。アテネもそうだが、アクロポリスの遺跡を下りればそこは現代の繁華街というわけだ。

もうギリシャの歴史など、覚えていないのだが、マケドニア文化やビザンティン文化、ヘレニズム、いろんなものが混在して、その分類に迷ってしまう。

港を見渡すエレクトラ・パレスホテルのルーフ・ガーデンでお茶を飲みながら、ここにはもう一度きて、一人で歩きまわろう、と心に決めた。

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