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ギリシャには原発がない(?)

ギリシャ、テッサロニキに到着、友人のお迎えをえて、コザニへと向かう車のなかから、周囲の景色をみていた。

高速道路がなんともすばらしい。まだ新しいのか、路面に穴がない。とてもスムーズな走り、そして走行する車の少なさ、日曜日なのに、日曜日だから?ギリシャの車の事情にはうといので、なんともいえないが、道路がいいことはいいことだ。
これはまったくEUのおかげなのだそうだ。EU加盟国の端から端まで、走りとおせるように、道路を整備しているのだという。結局、この道路、反対側はトルコに向かっているのだが。

と、走行中に、煙をだしている発電所を発見。発電炉なのか、その形状が原子炉に似ている。あれは原発ですか?と運転をしている娘婿殿に聞く。
いえ、あれは石炭発電所です、という。そしてギリシャには原発は存在しません、とのこと。

なんとすばらしい。石炭による火力発電所とすれば、もちろんCO2の排出問題もあるだろうが、原発のもたらす危険度よりは少ない(と思っている)。
海岸でもなく、川もみえないところに、原発がある、というのがちょっと奇妙だったので、その建屋が石炭発電所というのは納得だ。

彼曰く、この地方は豊富に石炭を算出するので、ここでみられる発電所は全部石炭の発電です。

次々に発電所の建屋がみえるのだが、またその近くに、炭田というのか、そんなものがみえるのだ。

ギリシャの電力供給がどんな具合になっているのか、もうドキュマンタリストとしての気力もなくなって、調べることもしないのだが、もし、自国で産出する石炭だけで賄っているとすれば、すごい武器である。

隣国トルコと同様、ギリシャも地震国、大地震にみまわれることもあろう。原発の危険性より火力発電のほうが被害が少なくてすむことは自明だ。
滞在2日目、気温急落で、冬のような気候になったとき、安心してヒーターをつけたのだった。



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