SSブログ

ギリシャは古い国?

古代のギリシャを言うのではない。現代のギリシャなのだが、はたして、ギリシャというのは、意識の上でどの辺に位置するのだろうか。

友人は言う。ギリシャは意識が古いのよ、と。彼女は20年前に離婚した。夫が家庭放棄をしてしまったのだという。妻も娘2人も捨てて、家をでてしまったのだと。
結局離婚ということになったのだが、当時、ギリシャで(全体なのかどうかはわからないが)離婚するというのはあまりなく、恥であったとか。

肩見せまい思いをした。食事に招待されることもなくなり、時には、離婚女性への蔑視も感じたという。

現在ではそうでもないのだろうが、夫婦の単位で動くところで、単身でいることの不自由さは私も感じる。彼女は20年もそれを感じてきたのだ。
そういう一面があるけれど、娘はほかのことを言った。娘は結婚して、4歳の男の子がいるのだが、夫とは別姓でいるという。法的にどうなっているのか、確認はしなかったが、夫の姓にするまたは別姓で通すという選択があるようだ。
また子供については父親、もしくは母親の姓、どちらでも選択できるのだとか。

夫婦別姓の制度ができている。これはギリシャのこれまで、きわめて保守的な国の印象、からして、とても進歩的にみえた。
EUの共同規範みたいなものがあるのだろうか。

また、以前、ある一定の年齢から上の女性は、すべて真っ黒の衣服をまとっている人が多かったように記憶しているが、今回、あまりみかけなかった。

特定の地域を訪問しただけで、ほんの短期間のことだから、これだけの印象で決めるべきではないけれど、なにかしら、ギリシャの変化をみたような気にもなる。

しかし、京都で先の戦争というのは、南北朝の戦いのこと、などというように、ギリシャでの感覚は、もしかしたら、アレクサンダー大王にまでさかのぼるような、そんな気分になるときもあった。

nice!(0)  コメント(0)