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CVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)

私にとっては突然現れたことばだった。今回の米朝会談のテーマに北朝鮮、あるいは朝鮮半島の非核化があがっていることは、当然だと思っていたのだが、その形容詞として、完全、とか検証可能であること、不可逆的などがついていることも承知していた。

それをどう日本語として整理していくのだろう、と注目していたのだが、こういう英語の略語であらわされるとは予想していなかったのだ。
国際問題にうとくなったこともあるのだが、急にメディアの皆さんもシー・ヴイ・アイ・ディと口にするようになった。

Complete Verifiable and Irreversible Denuclearizationが正式な表現になるのだろう。

さあ、これが実現できるのだろうか。ベルリンの壁が壊され、またソ連が崩壊したというような、歴史的現象をみると、決して不可能ではないだろう。

しかし、北の体制を保障する限り、非核化などできないような気がする。
なぜなら、北の体制が続くのは、核保有国だからということを、キムさんは承知しているはずだ。
先に非核化を実現させれば、経済封鎖も解かれ、援助も得られるかもしれないが、体制維持の保証はなくなる。

それに非核化の実現、どうやって検証できるのか、などと問題点はつきない。

リビアの場合、核をもっている、ということになっていたが、まだ使用可能までいっていなかったとかいう。北朝鮮はしっかり実用化している。

なんで、体制の保証をするのだろう。彼らがのこっている限り、自由な国にはなれないのに。
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