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代父逝く

とうとう代父が亡くなった。昨日、梅見から帰宅し、夕食をすませ、落ち着いたところでアイフォンを見た。
従妹からのメールがはいっている。すぐに目を通した。父が逝った。3月11日早朝というのか夜中だったのかもしれない。自宅を病院化し終わったところだった。

その前日、日曜の夜を担当するというお手伝いさんからメールをもらった。臨時の手伝いをする人で、前回の滞在中、とても仲良しになった人だ。午後4時からいるという。きっと父に電話すると喜ばれると思うよ、とある。まだ父の容態をきちんと知らないから言えることだが、すくなくとも電話すれば、彼女が応対をしてくれる。パリの午後4時はこちらの0時、と夜更かしを覚悟していた。

そんなところではない。すぐに電話しなければ、と従妹に電話しようと試みるが、つながらない。

どうしてこんなに混乱してしまうのだろう。しっかりして、と自分を叱咤するが、おろおろ、おろおろ、何をしていいかわからない。
代父と親しい、日本の友人たちに知らせる。パリへいくことはもう決めている。さて、でもそれにはどうすればいいのか、従妹につながらないけれど、父の家にはだれかがいるはずだ、とかけると、娘が電話口に出た。

父は土曜日の午後から容態が悪くなったらしい。しかし、苦しむことなく、自宅でなくなった、こんないい死に方はない、と娘、そして甥が言う。おまけに、亡くなった日は、2年前に先に逝った愛する妻の誕生日ときている。

2年前、代母が亡くなった時も混乱した。しかし、どうにかフライトの予約も連絡もできたのに、今回、フライト予約がなかなかうまくいかない。

やるべきことのリストアップはしているのだが、どれもこれも、夜分なので時間外ときている。

もう夫のバックアップもない。こうして、身の回りから、愛する、そして頼りにしていた人たちが去っていく。
ベッドにはいっても、体の冷えは抜けない。フランスは遠い。

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