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ラオスに行ってきました

先週月曜日に出て、今日帰国、丁度1週間のラオス旅行から帰国しました。往復ともに、夜行便を利用という年寄向きではない日程。どうなることか、心配していましたが、弥次さんも喜多さんも、おなかも下すことなく、無事に帰国です。

それぞれに異なるガイドブックは持ってきたものの、飛行機の中で読めばいいわ、と、事前の勉強はゼロ、そして、飛行機の中はひたすら眠る、という次第で、Vientianeに到着したときは、夜行便の睡眠不足(さすがに夜行便では眠れません)でガイドブックはバッグの中から一度も出ずでした。

ラオスというのはラオ族の国という意味になりますが、他民族国家です。英語での正式名称はLao People's Democratic Republic、ラオス人民民主共和国となります。人民民主共和制、つまりは共産主義の国家になります。

ラオスの政治家と接触のある友人は、そういう政治体制はひしひしと感じるというのですが、町中には、私が想像する、昔のタイプの共産主義的な雰囲気はなく、なにかのんびりした、農民国家というものでした。

東南アジアの国では、ヴェトナム、タイ、カンボジアには行ったことがありますが、雰囲気として、ヴェトナムやタイの首都ほどの賑わいや騒々しさはなくて、少し間の抜けたのんびりしたところを感じました。

文字がチンプンカンプンです。これは東南アジアの言語すべてに言えますが、アルファベットが全く異なります。
でも私の友人は、このラオス語を勉強し、文字も読めるようになっていました。脱帽です。

まずはお金について:
単位はキープといいます。覚えやすいです。ここで初めてコインがなく、紙幣のみ、という国に遭遇しました。もしかしたら、アフリカの国もそうだったような気もしますが、もう記憶がなくなりました。
500キープから10万キープまで、8種類の金額の紙幣が発行されているとのことですが、500キープというのには出会いませんでした。両替商のレートでは1円が70から74キープとでていました。とても金持ちになった気分はいいのですが、金額が大きすぎて、1万キープといわれると、高い!!と言いたくなります。
とうとう最後まで、肝心なことは、喜多さん役の同行友人にまかせていました。

東南アジアでは、まだユーロよりドル、円もあまり好まれないのか、両替商は扱いますが、お店などではドルならすぐに換算してくれ、受け取ってくれますが、円は流通していません。両替商も1万円札を丹念に確認していました。

2000キープからはお札の片面が国家主席のポートレートになっていて、ラオスの数字がまたちょっと読み取れないので、ちゃんと注意していないと、間違いやすいということもあります。

ガイドブックには10万キープのお札は使うところがないというような記載もあったのですが、とんでもない、ちょっと買い物したり、こじゃれたキャフェで、ラオス料理を食べたりすると、10万札は必要でした。

コインがないので、お財布は一つですみます。お札が割と小さく、それを二つ折にしてしまうのですが、小さな財布一つで済むのはとても便利でした。

クレジットカードについては、あまり使い勝手がよくないようです。使える店が少ないこと、3%の手数料はお店ではなく、客が負担することになっていること、またスキャンされる危険性もある、というので、なるべく現金で、それもキープにしたほうが有利な場合がおおい、という友人のアドヴァイスでした。

でも自国の貨幣をよく使っているという意味では、とても好感がもてました。外貨ばかりを欲しがるのか、と思っていたので、意外でした。
でもどうも、キープの価値がわからないので、朝、ホテルのベッドにおくチップは1ドル札にしたりしたのですが、それだと840キープ程度なのかな、と1000キープの方が喜ばれるのか、と思ったりでした。

中国の影響は強くなっていて、街角に中国のイェンだけを扱う両替所もあるようでした。
そのほか、隣国タイのバーツも流通していて、大きなお土産屋さんでは、キープ、ドル、バーツと3種の価格が表記されたところもありました。

ラオスは最貧国の一つに挙げられるらしいのですが、精神的な貧しさはないのかもしれません。首都のビエンチャンと観光都市のルアンプラバンとい恵まれたところだけで結論づけるのは危険ですが、おっとりした国民性はあるのではないか、と思ったところです。
それだけに、貪欲ではないとか、あくせくしないから産業が伸びないということもあるかもしれません。

手持ちのドルが乏しくなって、こちらのほうが、値切ったり(値切りは必要なのです。でもあまりあくどい値段ではありません)、ケチったりしましたが、値切りにしても楽しい交渉でした。

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