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疫病いろいろ

ずっと続いている睡眠障害だが、この頃、気持ちの切り替えをするようになった。
一回、眠ったあと、目が覚めるのが12時過ぎだ。一度目を覚ますと、やっぱりトイレにたつ。
そこで、天井の照明をつけるかわりに、テレビをつけている。

12時すぎのテレビ、これは私にとっては未知の世界(大げさだが)だった。深夜のテレビ番組など、何も知識がない。
だいたい、地上波のNHK総合とEテレ、BSの101と103をつけてみる。

昨夜は地上波の総合だったか、BSの101だったかで、Epidemie(疫病)についてドキュメンタリーを放送していた。

まずはアフリカのエボラ熱、この感染源は蝙蝠なのだそうだ。蝙蝠が持っている病原菌を蚊が媒介して、人間へと移り、疫病として爆発するのだという。

画面は変わって、過去のSARSや鳥インフルエンザ、豚インフルエンザについて報告している。そういえば、SARSなんて、入国拒否されることもあったとか、入国の際、体温を測る機械の前を通らなければならなかったっけ、と思い出す。

最近ではジカ熱、リオのオリンピック前にブラジルで大流行をしていた。妊娠中の女性がジカ熱に感染すると、胎内の子にそのウイルスが作用して、小頭症の子が生まれるのだ。

最後はインフルエンザだ。インフルエンザといえば、あまりに身近すぎて、これも疫病?と思うけれど、立派な疫病で、罹患した患者数は他の病気に比べ、桁違いに大きい。
それにウイルスの変化も激しいのだ。

先日、インフルエンザのため学級閉鎖していた1年生が再登校したところで、ふれあい教室という放課後の活動を手伝った。その時、リーダーの人が、今日は帰ったらすぐに手洗い、うがいのほか、着ていた衣服をすぐに洗濯するように、と注意を受けた。
そんなに予防に気をつかっていたそのリーダーがインフルエンザになって、今日のふれあい教室をやれない、かわりにやって、とメイルをよこしてきたのだ。

インフルエンザ、侮るべからずだ。ワクチンを接種していても、無事とは限らない。また、風邪の一種でしょ、と簡単に扱っていては大変なことになる。

それはさておき、この番組を見ながら、ペストは終わったけれど、マラリアは相変わらずだし、エボラと同じぐらい危険な風土病はまだまだあるし、エイズも終わったわけではない。

アフリカで何もひっかからなかったのは、僥倖にすぎない。これからだって、どこでどんな疫病が待っているかわかりはしないのだから、と疫病の名を数えているうちに、また眠ってしまった。
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