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3歳から義務教育

フランスではこの9月の新学年スタート時から、義務教育開始年が3歳からになるのだそうだ。
フランスの教育の大原則、「教育の自由」(公教育、私立教育機関の両立)、「義務教育」、「非宗教性」、「無償である」そして「資格を与える権利は国に帰属する」
のなかの「義務教育」の年数が、6-16歳から3-16歳に変更になったのだ。

これまではどうだったのか、といえば、6歳からであれば、小学校からのスタートだが、3歳となれば、幼稚園だったり、保育園だったりするのだろうか。
小学校入学までの教育、保育は、フランスでは幼稚園(Ecole maternelle)、保育園(Creche)、託児所(Halte garderie)、または保育ママさんなどにゆだねられていた。
これから、これらの機関をどう統一させていくのか、まだ情報を得ていない。

ほとんどの児童が3歳くらいから、なんらかの教育機関に所属しているという統計があったから、それを義務教育としても、無償化という制度に組み込まれたメリットが加わるだけかもしれない。

義務となれば、通園しなければならない、ということで、これは教育の平等化に効果大であろう。
3歳からフランス語の教育に無償で接することができるのだ。
両親が外国人で、家庭では外国語であっても、幼稚園などでフランス語に接するとなると、習得できることになる。

教育者でもないので、3歳からの義務教育といわれても、実際には幼稚園などでの教育が続行するのだろう、つまりは遊びと勉強がまじりあった形、なのだろうが、なんだか急に3歳児がランドセルをしょって、というような図を想像してしまうのだ。

日本では、小学校、中学校が義務教育と言われるが、年齢ではどうなのだろうか。

今回、フランスでは義務教育にあたる言葉も、instruction obigatoireからobligation scolaireと変わったのだそうだ。
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