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私は嫌韓ではありません

韓国と日本の関係は、戦後最悪の状態なのだそうだ。
韓国では日本の製品を買わない運動とか、日本を嫌っているということを誇示する、そういった行動が目立っているという。
これはメディアに紹介されているから、そうらしい、というだけで、実際に私がみたわけではない。

日本でも、アンケートをとると、韓国きらい、という人が増えているのだとか。

その結果が、日韓の間に多く開設された航空路が、便の減数とか、廃便といった形になっているらしい。

私は韓国は1度行ったことがある。仁川に到着、ソウルに数日滞在した。
この旅行については、別にとてもよかったとか、印象が悪いということはない。それより、アメリカの同時テロに丁度帰国の日があってしまい(帰国前日、ニュースをみた)、仁川の空港が人気がなく、つれあいと私の便は運行されたけれど、あのシーンとした空港の風景が思い出されるのだった。

むしろ、韓国の人に好意を持っている、といえるのだが、それには2つのことがある。
一つは、アフリカに初めてつれあいと赴任したとき、韓国の人に大変親切にしていただいた。
つれあいは着くと同時に仕事は始まったのだが、初めて招待されたのが韓国の方であった。
本当にプライヴェートな食事会です、と日本人はつれあいと私、あとは皆さん、韓国の方であった。
女性陣がとても私に気を使って下さり、ここは物資を求めるのも大変なところですから、何か必要なものがあったら、是非おっしゃってください、というご親切には、西も東もわからない私にとって、大変な救いのことばだった。
また、日本と韓国は兄弟みたいなもの、お兄さんの国と思っています、とリーダーの男性が言われたのはとても印象的だった。

その後も、ゴルフにお誘いいだただいたり、時にキムチが届いたり、さりげない親切にどんなに救われたか、今でも暖かい気持ちになる。

結局、赴任国の内乱で、日本に一時引き揚げ、現地に戻ったときには、彼らも自国に引き上げたままで、そのあと戻ってこられることはなかった。
それからの交流はないが、彼らのご親切は忘れられない。

もう一つは、妹みたいな韓国女性の存在だ。生真面目で、それでもユーモアたっぷり、人情に厚く、知性に富んだ人である。
フランス語という共通因子で知り合ったのだが、我々の会話は日本語、とても彼女の前でフランス語では話せなかった。

あまりに真面目で、他人を疑うことをしないので、裏切られたりもあるようで、つらいときもあるようだが、ポジティヴでいる態度は、年下ながら、わが模範でもある。

私にとってはこの2つのことで十分だ。毎日、あふれるような日韓関係の報道を、なんでこうなるのだろう、と哀しく思いながらみている。
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