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高齢化時代用語集

この頃、週刊誌の広告をみていて、高齢者を2分する表現に注目した。

最初の分類は「健康寿命」と「資産寿命」である。
健康のままで命を終える、つまりぴんぴんころり、の生き方に対するといえば、どう表現していいかわからないが、ベッドに寝たままで、いろんな延命装置をつけながらの終わり方となるのか、と思っていたら、資産が寿命を決定する、という「資産寿命」なる言葉が使われるようになった。

そして今、優雅な生活を送る「上級高齢者」と「下級高齢者」なる言い方がよくつかわれる。
「上級高齢者」の定義なるものは、まだないのだろう。新しい造語だ。意味するところを想像するに、預貯金、不動産などの資産のほかに、高額の年金を受け取っている高齢者のようだ。
「下級高齢者」は資産なし、年金も低額で、それだけでは生活できない高齢者を言うらしい。

この中間の表現はないのだろうか。日本が総中流といわれた時代、それがそっくり高齢者に移ったとすれば、「中級高齢者」という中間層をつくらなければ、上級と下級だけで分類できるものではない。

まわりをみれば、そこそこの年金はもらって、日々の生活には困らないけれど、配偶者、とくに主たる年金受給者の夫が亡くなれば、遺族年金では不足することになる、という世帯は多い。
いくばくかの預貯金もあるけれど、2世帯住宅の建設、あるいは古い住居の修理、といった多額の出費で、預貯金のほとんどを使ってしまった、という世帯もある。

一挙に下級までは陥落しないけれど、宙ぶらりんで、不安定な家計だ。
多くの高齢者が、先々、身体が不自由になったら、施設に入居して、という希望を持っていたようだが、今や、手持ちの資金ではいれる施設はなく、高額な入居費用がいるところばかりになったようだ。

時代とともに言葉は作られる。ネットをしない私にとって、週刊誌の広告は貴重な情報源であるが、こういう言葉が、年末の現代用語集に残っていくのだろうか。
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