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国際会議の裏方

G20が終わった。会議に関係した方たち、どうもお疲れ様でした。
今回の会議が成功裡に終わったのかどうか、宣言を読んでいても私には判断がつかない。けれど、こういう国際会議を見ていると、なんだか血が騒ぐ。

昔、外国の機関で働いていたためだ。当時はG7、いわゆるサミットが始まった時で、G20というのはなかったけれど、フランスの大統領、ジスカールデスタン氏の提唱で始まったサミットは、最初フランス、そして順繰りに参加国が主催地となるのだった。
従って、日本が主催国になると、私の働いていたところも、本国の大統領をはじめ、大勢の人が大挙して押し寄せた。当時は首脳の会議と外務、財務・経済、産業などの閣僚会議も同時進行であったため、盆と正月が一度にきた、以上の大騒動だった。

現地職員、そして下っ端、たいした仕事をするわけではないが、やっぱりそれなりにローテーションの中にはいって、仕事量も大変なものだったし、ミスは許されない、時間には追われると、緊張感でくたびれた。

しかし、こういう緊張感は張り合いもあった。自分も歴史に参加しているような気持ちになれるのだ。
当時はまだワープロもない時代、タイプで資料を作成していた。自分の打った資料が、もしかしたら、大統領、大臣たちの目に直接触れるかもしれない、と思うと、タイプミスをしてはならないと、本当に緊張したことを今でも思い出す。

クーリエと呼ばれる人が、お偉方の手元に届けるのだが、資料にきちんと目を通す人、そのままほったらかしだった人、必ずしも我々の仕事が認められるわけではなかった。

このG20に、どんな人たちがかかわったのか、表には外務省やら警備の警察などが出てくるけれど、それはそれは末端まで多くの分野、大勢の人が長期間かかわってきているのだろう。

本当にお疲れ様でした。

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