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赤松の復讐

これが赤松の復讐でなくて、なんであろう、と言いたいほどの現象だ。
北の庭には、赤松の切株が8個ある。直径が60から70センチはある切株、そこからは水がしたたりでている。
こんなに、木が水分を吸い上げているとは!これまでも、シラカバやカシなどの切株で十分承知していたけれど、ミズキにも匹敵するほどの水分だ。

大木がともなると、これだけの水分を土から吸い上げていたのか、植物の生存能力もたいしたものだ。
そしてその精気は切られてもなお出し続けている。

まるで花粉が散っていたときのように、赤松の精気がふりまかれ、北庭にでると、目はひりひり、鼻はぐしゅぐしゅ、花粉症の症状そのままだ。

当初は松が発する気に、深呼吸をしたいほどの気持ちよさを感じていたのだが、今では、庭全体にあふれた松の精気に弱っている。逃げようがないからだ。

赤松の切株1本、1本にごめんなさい、と謝っている。8本のうちの2本は、中に空洞があり、いずれは倒れるかもしれなかった。そのほかも、切り時でしたよ、と伐採人は言ってくれた。
1カ月もすれば落ち着きますよ、と言われるけれど、この状態が1カ月続くのはつらい。

松は強い木だから、こんなに精気があるのだろうが、これで終わってよかった、と思いたい。

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