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村の選挙

ようやく地方選挙が終わった。
わが村では村長選挙と村議会議員の選挙があった。

この村に居をすえてもう10年以上、地方選挙も3回は経験している。

最初のころは何の情報もなく、だれに投票していいものやら、選挙公報というのもあったのか、なかったのか思い出さない。
もし、あったとしても、公約というのは、みんなに通っている。これで選別せよ、といわれても無理だ。

都会に住んでいたときは、だれがだれやらわからないままに、所属の政党やなにか判断材料があったように思うが、村というのは、公約や政党というより、すんでいる地区というのがキーポイントだ。

いっそ、私が立候補しようかしら、と引っ越してすぐの選挙の時に言った。
行政で、都会と違うことにいらだちがあったことや、文化設備(図書館がないとか)のなさに、がっくりきていたこともある。

つれあいは冷たく言った。「家族票だけで終わるよ」と。
共感してくれる人もいないではない、と言っても、その人たちの共感は本当にせよ、投票となると違うというのだ。

10年住んでわかった。地縁は強い。

この頃は、選挙前に訪問がある。こんなの違反よ、と思うけれど、ちょっと近くにきたので、とか、ご機嫌伺い、みたいなことを言われて、きついことは言えない。

そんなこんなの選挙戦を経て、村長は4選を果たし(対立候補1名)、村議会議員は定員12に対して13名の立候補者、落ちるのは1名だけである。
公明党と共産党だけは所属政党が明記され、ほかはみなさん無所属、4名の新人、どんな選挙戦であったのか。

住む人は少ない別荘地にも大きな「ご支援お願い申し上げます」の選挙カーはくる。
4月というのは微妙な時期だ。お天気がよく、暖かければ、人も外にでて、畑や庭をみていることもある。しかし、寒い日は、二重窓もしっかり閉ざされて、そんな選挙カーのウグイス嬢の声は聞こえない。

移住者としては、わが村の意識が希薄である。さあ、これからの4年間、どう村は変わっていくのだろう。
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