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ミャンマー、ロヒンギャのことなど

ミャンマーは他民族の国家だ。ラオス、中国などと同じである。
日本にいると、他民族国家がどうやって成立しているのか、どう折り合いをつけているのか、理解できないことだ。

ラオスに行ったときも、ラオ族がメインだからラオスと呼ぶけれど、と聞かされた。
ミャンマーはビルマ族がメインになっているらしい。

ロヒンギャ族のことは、世界で大きなニュースになっていたし、ミャンマーに行こうと決めたとき、もちろん関心事の一つであった。ミャンマー国内ではどう扱われているのか、国民はどうみているのか、現地でみてみたい、と思っていた。

肩すかしをくった。ミャンマーのメディアを何も理解できないから、ということもあるし、ガイドさんと運転手以外、ミャンマーの人と接触がなく、彼らの考えを聞く、ということができない、こともあった。

着いて翌日、市内観光の中で、ガイドさんに聞いた。
ガイドさんの反応は、国際世論でいろいろ言われていることは知っていますが、国内では話題になりません、というものだった。
国際的に報道されていることが、本当に事実なのか、ミャンマー国民はそうとはおもっていないのです、という。

じゃあ、どう思っているのか、ミャンマーで事実といわれていることはどうなのか、突き詰めることはできない。

ヤンゴンは首都ではない。2006年10月にネーピードーに遷都した。新しい首都ネーピードーは、ブラジルにおけるブラジリアのように、そのために新しく建設された首都である。

首都でなくなったヤンゴンは、政治から解放された、というのか、政治という骨を抜かれてしまった、というのか、軽い印象がある。経済や観光、第三次産業に集中して、のびのびしている。

それだけに、政治の話はしなくていい、という雰囲気があるような気がしてならない。
またヤンゴンやその他の地方でも、仏教があまりに力がありすぎて、ほかの宗教がある、というのが感じられないのだ。

実際にはロヒンギャ問題はどうなのか、とうとう何もわからないままだった。ジャーナリストにはなれない。
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