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サンセット鑑賞、2度ならず

昨日はバガン、今夕はマンダレー、2日続けて夕日鑑賞はならなかった。

世界各地で夕日は見てきた。有名なものでは、ルクソールの王家の谷に沈む太陽、最近ではタイのプーケットの海岸では海に沈んでいく陽、ラオスのメコン川の夕日、毎日見飽きなかったのは、フランスのピラという大西洋側の別荘地にある従妹の家のサロンから見た夕日がある。

ミャンマーに来るまで、こちらにも夕日スポットがあるとは知らなかった。
まず、バガンでは、Ayeya川沿い、遺跡を手前ににして、川の向こうに沈む夕日を見るための丘があるという。1日の見物スケジュールの最後は、その丘から見る夕日だ。

昨日、夕方5時半ごろ、その丘へと登る。もう沢山の人が集まっている。最前列は入り込む隙がない。ガイドさんが遅かったですね、と私のためにどうにかならないか、探し回るけれど、無駄な努力だ。
人の間から見えるからいいわよ、と労う。
そうして待つこと30分、太陽は対岸の山ではなく、沈む直前、雲に隠れてしまった。夕日に輝く遺跡を見たいと、立ちっぱなしを我慢したのが、無駄な努力となった。

そして今日、舞台はマンダレーに移った。今日のプログラム、やはりサンセット鑑賞が入っている。
ガイドさんは、昨日の雪辱とばかりに、張り切っている。
マンダレーの小さな山から見るのだという。頂上まで車でいけるし、最後はケーブルがあるから、とのこと。
ケーブルではなく、エスカレーターだったが、トップまで登れば、そこはお寺、その外側に広いテラスがあって、夕日スポットになっている。

美空ひばりの歌ではないが、今日は真っ赤に燃える太陽だから、と言いたいほど赤くて大きい。期待感は高まる。あなたの思いが通じているみたい、とガイドさんにお礼をいう。
判断は早まった。あと少しというところで、雲が待ち構えていた。
雲の中に沈む太陽、つまらない。

ガイドさんが申し訳なさそうな表情を見せる。仏様のお膝元から見てもダメなものはダメなのよ、あきらめましょう、と慰める。

ミャンマーへの旅の記憶に、夕日は残らないかもしれないが、このガイドさんの親切さはしっかり残る。
明日は郊外へ出かける予定だが、3度目の正直を狙うのか、まだ聞いていない。
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