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テレビが映らない!

先日、東京1泊から帰ってくると、サロンのテレビが映らなくなっていた。
B-casカードをきちんと入れてください、みたいな表示が出ている。

何なのよ、これ、と不機嫌になる。寒い時期になると、このテレビはストライキをする。

つれあいが亡くなったあともそうだった。ある日突然映らなくなって、村の電気屋さんにきてもらった。テレビを買ったお店でもある。
アンテナが雪で凍っているのかもしれない、などという。また電流が足りなくて、どうのこうの、という。アンテナが原因なら、2階の寝室のテレビはちゃんと映るのはなぜなのか、というと、アンテナに近いから、なんて説明する。さっぱりわからない。
電流が足りないという分は、テレビの下につけたヴィデオ装置を使用しないことで、どうにか映るようになった。

その電気屋さんは、春になる前に亡くなられてしまい、アンテナを調整する、という作業はとうとうしないままである。

去年の12月、1月はいなかったから、それらの月にテレビがどういう気分でいたか、というのはわからない。おそらく2月には映ったような記憶だ。

2年前の記憶から、これは寒い季節特有の現象なのだろう、と予想する。テレビをそのままの状態にしていると、あるとき、突然映りだした。やっぱりテレビが冷えているからだ、と自分で納得する。

その証拠に、外出するとき、テレビも暖房も消して出かけるのだが、帰宅したとき、テレビはまた映らない。オンにしたままにして、数時間たつと、突然映りだしたりする。

友人に、そんな次第をメイルすると、メカに弱い人は、変に納得してくれる。

ところが今日はひどかった。朝、階下に降りてテレビをつけると映らない。画面にはB-casカードを入れなおしてください、などと出ている。
これまでもこの表示が出ていたのだが、ずっと無視していた。テレビが温まれば映る、と思っていたし、実際そうなったからだ。

しかし、今日はテレビはオンのままで、昼になっても映らない。お昼のニュースも見られない。

さすがに取り扱い説明書を出してみる。しかし、どこのページに載っているか、見つけるもの大変だ。
古風ややり方を試みる。軽くたたいたり、いろんなところをなでてみたりするのだ。

ずっとつれあいの係りであったテレビ、私がいじるのはテレコマンドのオン・オフとチャンネルと、音量、それに言語の選択くらいなものだ。
今年、友人がタイマーの使い方を教えてくれて、ようやく、就寝時にタイマー操作をするようになった。

テレビの後ろにそのカードがある、と友人の一人がメイルで教えてくれる。どこにあるのか、メガネもかけて、じっくりみてみるが、それらしいものはない。

さて、どこに電話すればいいのか、考えながらもう一度、テレビをさわりまくる。わがテレビの場合は後ろではなく、前にあった。

カードを出して、またきちんと入れなおす。画面が出た。

寒いせいではなかったのか。でもこの現象、かならず冬の間に起きる。暖房をつけたり消したりで、テレビの中が変化するのか?

この謎をとけば、イグノーベル賞の対象にもなるのかも、と思いながら、説明書をしまいこんだ。
つれあい不在は不便なものだ。

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