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お金の扱い方

日曜日の午後6時、BS1でのクールジャパンという番組が面白い。

いろんな国の人、だいたいが若い外国人なのだが、日本に住んで、クール、つまりかっこいいと思うことを話し合うのだ。

先日は、いくつかのこと、行列をする、とか、職場でスリッパに履き替えている、ということに加え、日本人が小銭をもつことに、とても気をつかう、ということがあげられた。

小銭をあまりもちたがらない、そのために、端数のある価格の場合、小銭入れにある小銭を増やさず、減らす方向で支払うのだが、その計算がすばやく巧だと、感心している。

827円という価格を設定して、財布に1000円札といくつかの百円玉、3個の10円玉、1円貨もある。
それを日本人は1000円札だけを出して、173円のおつりをもらうという人は一人としていない。
持っている小銭を駆使して、なるべくコインを少なくしようとする。

かたや、外国人は、そんなことはしない。どう払うかというときに、カードをだす人もいた。まず、現金を持ち歩かないというのだ。キャッシュレスが普及しているらしい。

また1円の単位はもうない、という人もいる。5円が最低の単位だと。
切り上げて、価格を決めれば、そんな極小単位の価格づけはしなくていい、という。それも理屈だ。

日本人のこういう場合の計算の速さ、正確さ、尊敬ものだという。

そういえば、昔、フランスとの違いに、かの国ではおつりは足し算だというのが挙げられていた。
何かを買う。その価格が157フラン、今であればユーロというべきだろうが、とする。200フランを出せば、店員は、まず3フランをだし、品物の上におく。そして160フランといい、次に10フラン札を1枚おき、170フラン、次の10フランで180フラン、次に10フランで190フラン、そして最後の10フランをだして、これで200フランになった、と宣言する。

こっちは先におつりは43フランと計算ができている。だから、10フラン札4枚と1フランコインを3個だせばいいのに、と思ってまっているのだが、逆にやられると、それでいいかどうか、あやしくなってします。

こんな経験をしょっちゅうして、脳の構造が違う、と思ったものだ。

キャッシュレスになれば、こういう問題も起きないかもしれないが、文化の違いというものが体験できなるのかもしれない。

数字の切り方、欧米は3ケタずつ、こちらでは万、億などなら4ケタでの区切り、間違いもでてくる。それでも文化の違いはみえたほうが面白い、と思う。
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