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クーラーの設置率

テレビをみていると、連日、猛暑のニュースで始まり、番組の終わりの天気予報では、明日も同じような気温です、熱中症にご注意、とくる。
熱中症にならないために、水分をこまめにとる、塩分を補う、クーラーを適宜に使用して、夜もつけっぱなしにしましょう、とご注意がある。

特に高齢者は、のどの渇きを感じない、塩分をとることをきらう、クーラーで部屋を冷やすということに罪の意識を感じる、とメディアなり医療関係者なりがすすめる対策を、すべて否定してしまう傾向にある。

クーラーが全世帯に完備しているようなメディアの言い方なのだが、全世帯についているのだろうか。
昔はクーラーは贅沢品だった。いつごろから必需品になったのだろう。

自分のことでいえば、一人暮らしを始めたのは、青山の一軒家、その2階の部屋を借りての生活だった。開放的な作りで、冷暖房については何もなし、お金もないところから、どちらもつけず、2階であることをいいことに、窓をあけたまま、就寝するということで暑さをしのいでいた。

次に移ったのは白金のマンション、いわばスチュジオという程度の部屋であったけれど、前の持主が残していたクーラーが残っていた。ラッキー、と喜んだけれど、もう古い、使い古したクーラーで、効き目は控えめ、音は自己主張が激しい、ということで、人がきたときには使用するけれど、やはり自然の風をとりいれるほうが多かった。
やっぱり電気代というのも、意識のなかで大きい位置を占めていたし、贅沢品の感覚は残っていた。

長く働いていたので、労働時間は冷暖房、ついていて当然であったし、夜だけのことだから、そんなに意識もなかったように思う。

今でも直接クーラーの冷気があたるのは苦手だ。今ではインテリジェンスの冷暖房機が普及しているようだが、やっぱり冷えすぎたり、表面はいいのだが、骨が冷えるというような現象があったり、なかなか適応できない。

自宅で高齢者が熱中症で死亡するというケースが多々あるようだが、きっとクーラーがない、あってもつけない、のだろう。
電気代が気になるという高齢者も多いだろう。

高齢者は、病院や高齢者施設のように、自分でつけたり消したりしなくてすむ、常に適温になっている場所が必要なのだ。贅沢なことだろうけれど。

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