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予測可能な危険ーブロック塀のほかにも

今回の大阪での地震で、都会でのブロック塀の危険性が現実のものとなった。ずいぶん昔からこの危険は指摘されていたのに、と小学校という公的な機関での対策の遅れが不思議でならない。

九州の実家も昔、ブロック塀が道に面してあった。きっと鉄筋はいれていなかったはずだ。幸いなことに、事故なども起きず、兄が実家を建て直したときに、そのブロックは撤去された。しかし、隣家との境は、まだブロック塀が残っているような記憶もあるけれど。

ブロック塀は現在の我が家にはないけれど、我が家で予測される危険といえば、成長しすぎた樹木である。25年前に建てたときには、ほどほどの高さで、森だ林だ、というほどには密集しておらず、適当な間隔でもあった。

土地の人の話では、その数年前(もっと前だったかも)、猛烈な台風が襲って、ほとんどの大木が倒れてしまったのだとか。だから、その下に控えていた樹木の若木がその後成長した、そこで私が家を建てたということになる。

家をたてて25年をこえ、移住してきて10年を過ぎた。この間に、樹木は見事に成長している。2階のベランダからは浅間が見えていたのに、今や木しかみえない。視界はしっかりさえぎられてしまっている。

見通しがきかないくらいのことならいいのだが、この4、5月にあった大風で、樹木が折れ、隣地の家の屋根が崩壊したということが、すぐ近くのところで起きたのだ。木のある土地はまだ住宅は立っておらず、ほとんど放棄された状態であった。
しかし、その土地の木が原因であるから、家の持主に対し、補償する義務がある。幸い、土地の持主も簡単に判明し、補償についても同意されたという。

自分の家の庭の木が自分の家に倒れてくるのなら、まだいいけれど、よそ様の家を壊すことも当然ありうる。
そんな目でみてみると、まわり一帯、成長しすぎの樹木の多いこと。これだけ成長してしまうと、伐採も相当の費用がかかる。
北側の庭は、あとで入手したもので、雑木林みたいになっていた。自然のままに、とそのままにするつもりだったが、人のすすめもあって、カラマツとナラの木を切ってもらった。赤松は残した。ところが、10本ほどの赤松が成長しすぎている。

あの時、一緒に切っておくべきだった、と今更後悔しても仕方がない。これだけ大きくなりゃ、費用もかかるわいな、と地元の人には言われる。1本10万?などと予想する。100万かかるの?と思うと、伐採の決心もゆらぐ。

人の少ない冬に伐採は行う。台風がこないように、地震がないように、と念じながら、この樹木の問題は、当然予測可能なものなのだ。といっても、対処はなかなかだ。
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