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ナツツバキが咲きました

一雨ごとに季節が進む。梅雨の季節は特にそのことを感じる。雨の日には外の様子など、見もしないのに、雨上がりには変化を見届ける意味でも、少し注意深くみることにしている。

1)ナツツバキ
2)ヤナギラン
3)ホタルブクロ

この3つが花開き始めていた。

ナツツバキは私にとっては特別の木である。25年以上前、この家を建ててすぐのころ、パリの父が訪日した機会にこの家を訪ねてくれた。
その時同行しなかった母が、なにか記念の木なり花を贈りたいといっている、という。彼女はアジサイをと言っていたらしいのだが、ここは標高1000メートルはある高地で、アジサイは無理だろうという土地の友人の助言もあって、ナツツバキを選んだのだ。

Camelia d'ete, カメリア・デテと、父は何度も口にして、どんな木だ?と聞いてきたものの、私もその当時、どんな木なのか知らず、返事ができなくていた。
庭の真ん中に植えたものの、なかなか花が咲かず、毎年、咲いたか?という問いがきても、返事ができなくていた。

庭の真ん中という場所も、落ち着きがわるく、その後つれあいが道路に近い場所に移植した。それがよかったのか、そのころから白い花をつけるようになった。

ナツツバキは別名を沙羅双樹というそうだ。お釈迦様ゆかりの木である。そんなありがたい木ではあるが、一日花というのか、咲いたかと思うと落花している。
木が大きくなりすぎて、下のほうの枝を剪定したら、庭にいても、花がさいているのがみえない。2階のベランダからみて、ようやく花が咲いていることに気づく。

今年はやけに花の数が多い。が、咲きましたよ、と報告すべき父もいない。

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