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親しい人がまた亡くなって

昨夜、マルセイユからのメイルを受け取った。私の受洗のための、聖書研究を手伝ってくださったご夫妻のご主人の方が亡くなられたのだ。

去年だったか、88歳のお祝いを、日本風かしらと言いながら祝われたから、年齢的には、と言いながら、年齢ではない、神様のおぼしめしなのだ、と思う。

その方は、もと眼科医、もう仕事をやめられたころにお知り合いになったので、現役時代は存じ上げないのだが、とても穏やかで、真面目で、きっといいお医者様であったのだろうと思っていた。

受洗の時以来、もう親戚みたいなお付き合いになって、私がフランスに行き、そのたびにマルセイユへと訪れると、必ず、彼らの家に泊めてもらった。

夫人のほうは、より活発な方で、どちらかというと、夫唱婦随は婦唱夫随の家庭だった。
ステンドグラスが趣味で、頼まれると、教会の壊れたステンドグラスの修復をしたり、新しいステンドグラスを作って寄贈したり、それをひらけかすことなく、地味な方だった。

交通事故にあって、片腕を負傷、それ以来、不自由な動きになり、体のあちこちに故障がでてきた。

何かの病気で入院し、退院後は自宅に戻らず、自分から療養施設(老健みたいな)に入所、でも家からも教会からも近いところで、夫人は毎日のように、そして日曜日は食事もともにするという生活だった。

この2,3年、マルセイユまで足をのばさなかったため、お会いできないままだった。それが残念でならない。

こうして人との別れは訪れる。もし、会いたいと思う人がいれば、会っておかねばならない。
遠いから、費用がかかるから、いろいろ克服しなければならない条件はあるけれど、会いたいと思うなら、それは今でしょ!なのだ。

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