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キツネが蛇を食べていた

今朝、少し早目に毎日の定例行事である新聞買いにしたへ降りた。集落を出たところに茶色の動物がみえる。大きさからいえば犬のようにもみえる。野犬かしら、飼い犬ならリードをつけていないな、飼い主は不注意だな、と車を走らせる。

姿が細い。やけにスマートな犬だ、と思ったら、口になにかくわえて遊んでいる。危ないな、と思っていると、それがキツネであり、口にくわえているのが細長いもの、蛇であることが見えた。
私の車が近づいてきたぎりぎりのところで、あわてて道路沿いにあるキャベツ畑へと走って逃げる。変にブレーキをかけたり、ハンドルをきると、かえって危ないと思っていたのでほっとする。

そして、キツネって蛇を食べるんだ、とキツネの食生活に思いをよせる。ファーブルの寓話ではないが、フランスのキツネはチーズを食べると、小さいとき思い込んでいたことも思い出すが、正確に何を通常食べているのやら、いまだもって知らない。

自分の食生活、あるいは日常をキープするだけで精一杯なのだから、自然の営み、特に動物の営みにたいして、無知、無関心である。
森の中で生活しているのだから、こちらが闖入者であるにもかかわらず、自分に都合の悪い動物たちは邪魔者扱いをしている。

イノシシ、鹿、キツネ、狸、ウサギ、これらはこわかったり、植物を傷めたりするから迷惑類に分類する。正確な名前を知らないが、カマドムシ、カメムシ、アブ、ハチ、こういった虫の類も、きらい、かつ迷惑千万極まりないものだ。

それかといって、根絶しようという意思もない。昔はよくフマキラーなる殺虫剤を噴霧していたものだが、こんなに虫が多いところに住んでいても、噴霧というのはしなくなった。せいぜい接着効果のあるものを家のあちこちに置く程度だ。

新聞を買っての帰り道、急坂の村道で、鹿と遭遇した。あちらが道を譲ってくれた。柵をのりこえ、崖をおりていったのだ。レディに道を譲ってくれてありがとう、などとバカげたことを独り言ちた。
ゴールデンウィーク、人間のみならず、動物も張り切っているのだろうか。

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