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117歳まで生きるということ

日本最高齢女性の田島ナビさんが亡くなられたとのニュースがあった。1900年8月4日うまれ、117歳だという。1900年生まれというと、私の伯母が同年の生まれだった。彼女は99歳でなくなったけれど、同年のかたがまだ生きていらした、ということなのだ。

7男2女、9人の子供をもち、子ども、孫、ひ孫、やしゃご、来孫(らいそん、やしゃごの子)5世代、計160人もの子孫ができたのだそうだ。

117歳まで生きるというのは、いくら100歳時代になったにせよ、容易なことではない。いつまで体は動いていたのか、ぼけないでいられたのか、ぼけたとしたら、いつのことなのか、細かいことも知りたいものだ。100歳の双子、きんさん、ぎんさん姉妹も驚きだったけれど、やっぱり110歳を超えて生きるというのは驚異だ。

上の姉など、このままでは120歳まで生きるかも、と健康を自慢しているが、お嫁さんはやめてくださいと言っているらしい。

160人もの子孫を残したというのもすごい。私など、子どももいないし、残す子孫ゼロ、という身からすると、驚異の数字である。

昨日、40代の女性と夕食を共にしながら、単身女性(男性も同じかも)の行く末を案じたのだった。彼女の場合は両親が存命中であるのだが、一人っ子だから、先細りどころではない、先はゼロの世界です、という。

9人の子供を育て上げるという世界は想像外になる。どんなにドラマがあったことだろう。このナビさん、子どもの名前は憶えていられても、もし、9人の子供に平均3人の子(孫)ができたとしたら、27名分の名前を憶えられただろうか。そしてひ孫とくれば、数すら確かではなくなるだろう。

ゼロの世界から160人の世界、まったくの別世界である。きちんと働き、世の中に貢献してきたという思いはあるのだが、残すものゼロ、となると存在価値があったのか、という思いも抱く。

ナビさん亡きあとの次の女性最高齢は116歳の女性だとか。それも別世界の出来事だ。
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