ダイレクトメールの効果

去年、ほとんど初めて、旅行会社の団体旅行を利用した。一つはフライトとホテルのみ、もうひとつは行きから帰りまでの全てをゆだねた団体旅行である。別々の会社だった。

それ以来、しょっちゅう海外旅行のご案内パンフレットが送ってくる。写真もたっぷりはいっていて、日程にしても詳しい。旅行好きだから、つい詳細にみてしまう。まだ行ったことのない国も多いし、すでに訪問したことのある国にしても、行ったことのない観光地というのは多いのだ。

コスト的にはきっと適当なのだろう。若いころは一人の旅行を、自分で計画して、切符を手配して、すべてに単独でやっていたけれど、今や、旅行会社がなんでもやってくれる。団体旅行が割安なのはわかっている。

ナイアガラの滝、イグアスの滝、ヴィクトリア滝の世界３大滝を見ていないし、プリンス・エドワード島、マチュピチュ、ガラパゴス島、南極、行ったことのないところをあげれば、きりがない。
つれあいは行ったことのあるところをリストアップしたら、と言うけれど、残された人生のなかで、行きたいところはまだまだある。

そんな欲望を、旅行会社のパンフレットは巧みに刺激してくれる。費用もいくらから、という最低価格がいかにも魅力的だ。

しかし、こんなにパンフレットを印刷して、送って、費用効果はあるのだろうか。

そういう点では、一度マイブームで、いろんな化粧品を安いお試し価格で使ったのだが、そこからのDMもすごいものがある。２年ほどたって、どうにか落ち着いてきたのだが、これもやっぱり費用効果があるのか、心配になるのだ。　実業界にいる友人からは、効果があるからやっているだけよ、と言われそうだが。